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計画停電時の下水道について

平成23年3月11日に発生いたしました「東北地方太平洋沖地震」により
被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げます。
 
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今回の地震に伴いまして、
関東地方では計画停電が実施されています。
 
停電時でも、水道は通常通り使用できる地域の方も
多くいらっしゃると思います。
 
その際に出ました排水・下水道のことについて、
少しお話をさせてください
 
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家庭から出た排水は下水道へと流れます。
 
その下水は浄化センターへ運ばれるわけですが、
その過程で電気が使われていること、ご存じですか
 
 
水はふつう、高い場所から低い場所へ流れますね。
 
 
すべての下水道管と浄化センターが、
高い場所から低い場所へ流れるように設置されていれば
問題はありません。
 
 
しかしながら、地形によっては
下水がうまいこと流れない場所があります。
 
そういう場所ではどうするのか―。
 
『マンホールポンプ』というものが使われています。
 
 
マンホールポンプとは、
地形的に自然勾配で下水を流すことが困難な場所において、
マンホール内に設置した水中ポンプで揚水して排除する施設です。
 
このポンプは電気で動いているため、
停電時には止まってしまいます。
 
ポンプが止まってしまうと、排水がどんどん溜まってしまいます。
 
下手をすればマンホールから溢れてしまうことも・・・・。
 
 
そういった事態にならないよう、
弊社では停電時にバキュームカーを各マンホールポンプ場に配置し、
排水を汲み取っています。
 
きっと、ほかの自治体でもそういったことをされていると思います。
 
 
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そんな私も、下水と電気がそんな密接な関係だったなんて、
おとといまで知りませんでした
 
電気ってそんな場所にも使われていること、
心に留めていただければなぁ、と思います。
 
そして、停電時にはなるべく排水を出さずに済むように、
みんなで一緒に、考えてみませんか